カーメイトの回転型チャイルドシート
『エールベベ クルット4s』 シリーズを紹介します。
≪ どんなチャイルドシート? ≫
①2016年3月に発売
②8段階に動くヘッドサポート
③しっかり取付できる仕掛けがある
④ISOFIXモデルも用意されている
⑤対象年齢:新生児~4歳頃(体重:18kg)まで
チャイルドシート内にこもりやすい
熱気や湿気を逃がすために
『クルット4s』 の背面側にも
通気穴を取り入れています。
なんと1695個もの細かい穴があるので
効率良く逃がすことができます。
回転レバーも新形状に変更。
蛇口をひねるように
右側か左側にレバーを回すと
シートも回した方向へ回る仕組みです。
≪ 2つのグレードとは? ≫
【 Grance(グランス) 】
ラグジュアリーテイストな最上位モデル
本体重量:15.1kg
サンシェード(幌):約98cm
カラー:全3色(店舗限定品を含む)
【 Premiamu(プレミアム) 】
ナチュラルなテイストのプレミアムモデル
本体重量:15.1kg
サンシェード(幌):約70cm
カラー:全2色
ISOFIXを使用して固定する
チャイルドシート
「クルット 4i」にも
同じグレード名が存在します。
⇒ 「クルット 4i」の記事はこちら
★「クルットNT2」などの旧モデルでは
ベース部分の側面にある穴に
シートベルトを通した後
肩側のシートベルトを
ストッパーで固定する取付方法でした。
手順が分かりやすいと好評だったのですが
『クルット(KURUTTO)4s』 は
シート全体ととベース部分の
設計が変わったため
ベース前面側にあるガイドに通した
腰側のシートベルトを
ストッパーで固定した後に
ガイドに通したシートベルトを
動かないように
がっちり固定する装置
「パワーアシスト」を使った
取付方法に変わっています。
こちらのチャイルドシートも
分かりやすい取付方法に見えますが
ストッパーで固定するシートベルトが
旧モデルと違うので
現在、「クルットNT2」を使用中のご家庭だと
間違えやすい部分だと思います。
上位モデル 『グランス』 と
下位モデル 『プレミアム』 は
大型幌と新生児クッションの大きさ。
低反発クッション材を搭載しいているか
どうかの違いがあります
シートを回転させる以外に
リクライニングなどの
何かを可動させて調節する機能は
共通で違いがありません。
価格・カラー確認はこちら ⇒ amazon・ベビーザらス
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2016年12月23日金曜日
2016年12月12日月曜日
新しい安全基準『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.2
チャイルドシート安全基準
『UN-R129/00 (通称 i-size)』 と
「ECE R44/04」について比較してみました。
≪ 主にどんな違いがある? ≫
①側面衝突試験
②取付方法
③肩ベルトの調節方法
④使用期間の表示
⑤後向きでの使用期間
≪ 側面衝突試験 ≫
前面衝突や追突と同じくらい多い事故の
側面衝突にも対応。
「ECE R44/04」には含まれていない
試験項目になるので
子供の頭部、頚部(首)を
より安全に守ることができます。
正面や側面の衝突、追突試験には
子供のリアルな動きに似ている
新しいダミー人形を導入。
≪ 取付方法 ≫
ECE R44/04:車の座席に内蔵されたISOFIX
またはシートベルト固定
UN-R129:ISOFIX固定に限定
シートベルト固定では取付時のミスや
ベルトの緩みが起こりやすいので
簡単で確実に取付できるISOFIXを指定。
≪ 肩ベルトの調節方法 ≫
シート裏(背面)側のカバーを空けて
別の穴に入れ直す方式では
子供の体格にあってない高さで使う
ベルトがねじれたままでの使用
使用中にシート内で固定金具が外れる
などの問題があるため
ヘッドレストを上下させると
肩ベルトも連動して調節できるタイプに
変わっていくそうです。
≪ 使用期間の表示 ≫
ECE R44/04:体重が基準
UN-R129:身長が基準
ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートへの
乗り換え時期が分かりやすくなってます。
急な体重増加で困ることも減りそうです。
≪ 後向きでの使用期間 ≫
ECE R44/04:9kgか9~13kgまで
UN-R129:15ヶ月までを義務化
体重が基準で無くなったのと
赤ちゃんの体が前面衝突に耐えられる
骨格になっていないため期間を指定。
★これらの項目の他には
チャイルドシートに
子供を乗せた時の合計重量が
33kg以下になること。
3つに分けられていた
「ECE R44/04」でのISOFIXの分類を
汎用(ユニバーサル):トップテザー
準汎用(セミユニバーサル):サポートレッグ
車両限定型
『UN-R129』 では2つに。
汎用(ユニバーサル):トップテザーまたはサポートレッグ
車両限定型
トップテザー:チャイルドシートと
車の座席の上部をつなぐベルト
サポートレッグ:チャイルドシートを支える脚。
『R129』 とサポートレッグに対応するため
床部分の収納ボックスを廃止した
車もあるそうです。
「ECE R44/04」や『UN-R129』 には
例えば「UN R44/04」や『R129/00』 など
いろいろな表記があります。
安全基準の表示のどこかに
「R44」や『R129』 と書いてあれば
それぞれ同じ基準になりますが
「R44/数字」や「R129/数字」で表示されてる場合
数字が一番大きいものが最新で
安全基準の内容に一部変更が
加えられてることを意味するそうです。
(例) 「R44/03」「R44/04」
「R129/00」「R129/09」
⇒ 『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.1に戻る
⇒ 協定規則第129号 年少者用補助乗車装置(側面衝突対応・pdf)
参考資料/国土交通省HPより
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『UN-R129/00 (通称 i-size)』 と
「ECE R44/04」について比較してみました。
≪ 主にどんな違いがある? ≫
①側面衝突試験
②取付方法
③肩ベルトの調節方法
④使用期間の表示
⑤後向きでの使用期間
≪ 側面衝突試験 ≫
前面衝突や追突と同じくらい多い事故の
側面衝突にも対応。
「ECE R44/04」には含まれていない
試験項目になるので
子供の頭部、頚部(首)を
より安全に守ることができます。
正面や側面の衝突、追突試験には
子供のリアルな動きに似ている
新しいダミー人形を導入。
≪ 取付方法 ≫
ECE R44/04:車の座席に内蔵されたISOFIX
またはシートベルト固定
UN-R129:ISOFIX固定に限定
シートベルト固定では取付時のミスや
ベルトの緩みが起こりやすいので
簡単で確実に取付できるISOFIXを指定。
≪ 肩ベルトの調節方法 ≫
シート裏(背面)側のカバーを空けて
別の穴に入れ直す方式では
子供の体格にあってない高さで使う
ベルトがねじれたままでの使用
使用中にシート内で固定金具が外れる
などの問題があるため
ヘッドレストを上下させると
肩ベルトも連動して調節できるタイプに
変わっていくそうです。
≪ 使用期間の表示 ≫
ECE R44/04:体重が基準
UN-R129:身長が基準
ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートへの
乗り換え時期が分かりやすくなってます。
急な体重増加で困ることも減りそうです。
≪ 後向きでの使用期間 ≫
ECE R44/04:9kgか9~13kgまで
UN-R129:15ヶ月までを義務化
体重が基準で無くなったのと
赤ちゃんの体が前面衝突に耐えられる
骨格になっていないため期間を指定。
★これらの項目の他には
チャイルドシートに
子供を乗せた時の合計重量が
33kg以下になること。
3つに分けられていた
「ECE R44/04」でのISOFIXの分類を
汎用(ユニバーサル):トップテザー
準汎用(セミユニバーサル):サポートレッグ
車両限定型
『UN-R129』 では2つに。
汎用(ユニバーサル):トップテザーまたはサポートレッグ
車両限定型
トップテザー:チャイルドシートと
車の座席の上部をつなぐベルト
サポートレッグ:チャイルドシートを支える脚。
『R129』 とサポートレッグに対応するため
床部分の収納ボックスを廃止した
車もあるそうです。
「ECE R44/04」や『UN-R129』 には
例えば「UN R44/04」や『R129/00』 など
いろいろな表記があります。
安全基準の表示のどこかに
「R44」や『R129』 と書いてあれば
それぞれ同じ基準になりますが
「R44/数字」や「R129/数字」で表示されてる場合
数字が一番大きいものが最新で
安全基準の内容に一部変更が
加えられてることを意味するそうです。
(例) 「R44/03」「R44/04」
「R129/00」「R129/09」
⇒ 『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.1に戻る
⇒ 協定規則第129号 年少者用補助乗車装置(側面衝突対応・pdf)
参考資料/国土交通省HPより
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2016年12月8日木曜日
新しい安全基準『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.1
次世代のチャイルドシート安全基準
『UN-R129/00 (i-size)』 は
どんな基準なのか調べてみました。
≪ どんな安全基準? ≫
①ヨーロッパでは 2013年7月から施行
②2018年までは現行基準と併用(予定)
③通称は「i-size」
④側面衝突テストを導入
⑤車への設置はISOFIX固定のみ
欧州(ヨーロッパ)基準「ECE R44/04」の
次の世代の基準となる
『UN-R129 (通称 i-size)』 は
側面からの衝突に対応した試験を
新しく採用したり
使用期間の見直しや
表示方法などの変更により
お子さんへの頭や体を守るための
安全性を高めつつ
お子さんの成長に合わせた変更が
正しく行えるようにすることや
シートベルトでの取付ミスを減らす
目的があります。
≪ 「ECE R44/04」とは? ≫
道路運送車両の保安基準の改正により
欧州基準「ECE R44/04(UN-R44/04)」が
2006年10月に導入されました。
(2012年7月に完全移行)
その当時、日本で行っていた
独自の安全基準よりも
さらに厳しい試験内容になってることや
海外の規格と統一することで
海外メーカーの自動車にも
日本国内で販売されている
チャイルドシートを
取付できるようになりました。
★『UN-R129/00 (i-size)』 が
日本に導入されたのは2014年1月。
当分の間は「ECE R44/04」と
併用となる新しい安全基準です。
『R-129 (i-size)』 の側面衝突試験に
対応したチャイルドシートは
いくつか販売されていますが
国内メーカーで
次世代の基準を完全に満たしているモデルは
アップリカの回転型シート
「クルリラ R129」のみとなってます。
(2016年11月現在)
『UN-R129』 に適合したシートは
『UN-R129』 に適合した自動車の
ISOFIXでないと
座席への取付ができません。
⇒ 「クルリラ R129」の記事はこちら
次は現在の安全基準である
「ECE R44/04」と
次世代の基準となる
『UN-R129 (i-size)』 の違いについて
もう少し説明してみたいと思います。
⇒ 新しい安全基準『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.2はこちら
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『UN-R129/00 (i-size)』 は
どんな基準なのか調べてみました。
≪ どんな安全基準? ≫
①ヨーロッパでは 2013年7月から施行
②2018年までは現行基準と併用(予定)
③通称は「i-size」
④側面衝突テストを導入
⑤車への設置はISOFIX固定のみ
欧州(ヨーロッパ)基準「ECE R44/04」の
次の世代の基準となる
『UN-R129 (通称 i-size)』 は
側面からの衝突に対応した試験を
新しく採用したり
使用期間の見直しや
表示方法などの変更により
お子さんへの頭や体を守るための
安全性を高めつつ
お子さんの成長に合わせた変更が
正しく行えるようにすることや
シートベルトでの取付ミスを減らす
目的があります。
≪ 「ECE R44/04」とは? ≫
道路運送車両の保安基準の改正により
欧州基準「ECE R44/04(UN-R44/04)」が
2006年10月に導入されました。
(2012年7月に完全移行)
その当時、日本で行っていた
独自の安全基準よりも
さらに厳しい試験内容になってることや
海外の規格と統一することで
海外メーカーの自動車にも
日本国内で販売されている
チャイルドシートを
取付できるようになりました。
★『UN-R129/00 (i-size)』 が
日本に導入されたのは2014年1月。
当分の間は「ECE R44/04」と
併用となる新しい安全基準です。
『R-129 (i-size)』 の側面衝突試験に
対応したチャイルドシートは
いくつか販売されていますが
国内メーカーで
次世代の基準を完全に満たしているモデルは
アップリカの回転型シート
「クルリラ R129」のみとなってます。
(2016年11月現在)
『UN-R129』 に適合したシートは
『UN-R129』 に適合した自動車の
ISOFIXでないと
座席への取付ができません。
⇒ 「クルリラ R129」の記事はこちら
次は現在の安全基準である
「ECE R44/04」と
次世代の基準となる
『UN-R129 (i-size)』 の違いについて
もう少し説明してみたいと思います。
⇒ 新しい安全基準『UN-R129/00(i-size)』とは? Vol.2はこちら
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