2020年2月3日月曜日

『クルムーヴスマート ISOFIX』と『THE S』の違いとは?


コンビのフラットになるチャイルドシート

『クルムーヴ スマート ISOFIX EG JL』
『THE S ISOFIX EG ZA』を比較してみました。


≪ 基本スペック ≫

 【 クルムーヴ スマート ~ JL 】

商品名:クルムーヴ スマート ISOFIX
    エッグショック JL

発売日:2019年7月下旬

セパレート構造:なし
リクライニング:前後向きとも3段階

本体重量:12.2kg/12.1kg

適応体重:18kg以下まで
参考年齢:新生児~4歳頃

グレード:JL-590(カラー:全3色)
     JL-540(カラー:全2色)

適合基準:UN R44/04

 【 THE S ~ AZ 】

商品名:ホワイトレーベル THE S
    ISOFIX エッグショック ZA

発売日:2019年12月下旬

セパレート構造:あり
リクライニング:前後向きとも5段階

本体重量:13.7kg

身長:40~105cm
適応体重:19kg以下まで
参考年齢:新生児~4歳頃

グレード:ZA-670

カラー:全4色(初回限定 1色含む)

適合基準:UN R129/03(i-Size)

 【 共通事項 】

固定方式:ISOFIX限定

ヘッドレスト:8段階調節

幌:あり(UVカット生地を使用)

  グレードにより大きさが異なる他に

  さらに『クルムーヴ スマート JL』
  遮光性があり車内の音も軽減できる

インナークッション:あり(仕様が異なる)

エッグショック:あり(使用範囲が異なる)

「EG」は衝撃吸収素材「エッグショック」の略


『クルムーヴ スマート EG ISOFIX JL』
『THE S ISOFIX EG AZ』

左右どちら側からも回せたり

フラット近い状態までシートを倒せる
ベッド型チャイルドシート。

でも、大きな違いが3つあります。

 ・安全基準
 ・セパレート構造
 ・リクライニングの角度


国内での販売が許可されているのは

日本の安全基準をクリアした
チャイルドシートだけ。

『クルムーヴ ~ ISOFIX EG JL』
現行の安全基準「R44」

『THE S ISOFIX EG ZA』は次世代基準
「R129」をクリアしています。

安全基準の違いを簡単に説明すると

「R44」は、お子さんの「体重」

「R129」は、お子さんの「身長」で

チャイルドシートの後向き・前向きの
切り替え時期が異なるのと

また次世代基準「R129」には
「R44」に含まれていない

側面衝突にも対応していることです。


「セパレート構造」は

チャイルドシートのベース部分と
シート部分の2つに

分離できる構造のことです。

サポートレッグ(支えるための脚)や
回転機能を搭載している

チャイルドシートの重量は

10kg以上と非常に重いため

他の自動車への頻繁な載せ替えは
あまり向きません。

セパレート構造の『THE S ~ ZA』なら

ベース部分とシート部分を分けて
座席に取り付けられます。

2つのパーツに分かれるから

それぞれ運びやすくなるのと

自動車の座席に乗せた時に
(特にベース部分)

一体型よりも視野が広がるので

ISOFIX固定しやすいです。

リクライニングは『THE S』
前向き・後向き共通で

5段階に動かせられます。

『クルムーヴ スマート』よりも
2段階多く動くので

まったく、またはほとんど使わない
角度もあるかもしれませんが

シートを絶妙な角度に調節できます。


クリアした安全基準は異なるけれど

お子さんへの安全面を考えたら
前方や後方側だけでなく

ドア側(側面)の衝突にも強く

急にお子さんの体重が増えたとしても
身長で見極めができる

『THE S ISOFIX EG ZA』

選びたくなるかと思います。

でも、普段使用している自動車に
ISOFIXアンカーがあっても

「R129」に適合してない場合は

『クルムーヴ スマート』しか選べません。

どちらのシートを選んだとしても

どのような状態で使用していたかや

自動車事故の内容によっては

どこまでお子さんを守れるかも
変わっていくので

正しい使用と安全運転が大切です。

「クルムーヴ ~ EG ISOFIX JL」の記事はこちら

「THE S ISOFIX EG ZA」の記事はこちら


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